聴かせてもらおうか、プロの技量とやらを。プロの声優を起用してASMR音声作品を次々に打ち出したサークル「CANDY VOICE」の「ねこぐらし。」シリーズ。プロが出演している作品と言われるとついついプロのネームバリューだけで人気がでているだけの作品じゃないの? なんて疑いの目を向けてしまいたくなりますよね。

人気声優つかっているのにシナリオがゴミだとか、期待の作品の映像化なのに声が人気アイドルの棒読みだとかどこの世界でもよくある話です。物作りと商業はわりと噛み合わないことが多いのです。その手の波が同人音声業界にもやってきたとしても不思議じゃないでしょう。

ただ、その認識もこの作品について言えば間違いであると言わざるを得ません。

まずはプロの技術力をいかんなく発揮した茅野愛衣さんのふわとろボイスで包みこんできます。そして猫ゆえに許される絶妙な距離感とシチュエーションでこちらの心をぐいっと掴みこみます。そして至高の2時間を聴き終える頃には脳が蕩け切って、極上の癒しの中、長い長い眠りにつくことが出来るでしょう。

もしも、プロのネームバリューで売ってるだけの作品じゃないの? という不安があるならば考え直した方がいい。「ねこぐらし。~シャム猫娘と癒やしのだらけ~」はそんな作品です。



【耳かき・革手袋・梵天】ねこぐらし。~シャム猫娘と癒やしのだらけ~【CV: 茅野愛衣】

CV:茅野愛衣
サークル: CANDY VOICE
タグ: 萌え/癒し/バイノーラル/ダミヘ/ASMR/耳かき/ささやき/人外娘/モンスター娘/ネコミミ

◆収録時間 約2時間21分

 

この作品をオススメしたい人

  1. 茅野愛衣さんのファンであるなら迷うことなく聴いて損なし
  2. 極上の癒しを得たいなら、声とASMRのどちらでも楽しめること間違いなし
  3. 今までにないASMR体験をしたいなら耳かき、手袋の耳マッサージなどなど楽しめる要素が盛りだくさん

 

公式説明

第4弾:シャム猫(CV:茅野愛衣)

【今作品のASMR】
人に当たる音は聴覚だけでなく、触覚も大切な要素だと考えています。
心地良く音を感じて頂けるよう、音声録音に関しましては耳に当たる音をKU100(バイノーラルマイク)だけでなく、振動マイクでも同時に収録し、触覚の要素を取り入れております。
KU100=聴覚 振動マイク=触覚をミックスして当作品は演出しております。
ヘッドフォンではドライバーが大きい分、振動も大きく感じやすいかもしれません。カナル型イヤフォンと聴き比べても面白いと思いますので、様々な形でお楽しみくださいませ。

今作品の主なASMR音
・梵天で耳掃除(右耳・左耳)
・赤ちゃん綿棒の耳かき(右耳・左耳)
・ヒノキ製の耳かき(右耳・左耳)
・コットン手袋でマッサージ(右耳・左耳)
・サテン手袋でマッサージ(右耳・左耳)
・革手袋でマッサージ(右耳・左耳)
・雨音のなかお背中マッサージ&肩たたき
・シャム猫の吐息

【本作は約2時間に及ぶ大作!!】
実力派の音響効果スタッフによる梵天、赤ちゃん綿棒、ヒノキの耳かき、革手袋でのお耳揉み等の心地良いASMR音声を中心に、ストーリー性も融合された新たな音声作品となります。

【ストーリー】
あの世とこの世の狭間にある旅館・猫鳴館を舞台に猫娘たちがご奉仕!?「選ばれし人」(リスナー)から最も愛された猫は、巫女として選ばれ現世に人として生き返ることが!?個性豊かな猫娘たちの恋愛ゲーム、いや、儀式が始まる…。

 

◆ これってどんな作品なの?

(,,゚Д゚)
最近、話題になっているプロの声優を起用した音声作品のシリーズってあるよな
(・∀・ )
「CANDY VOICE」ってサークルの「ねこぐらし。」シリーズだね。
猫の擬人化キャラがでてるから重度のケモナーの君ならとっくに聴いてると思ってたけど
( ´Д`)
いくらケモナーだって全ての擬人化キャラを愛せるわけじゃないってことさ。彼は既に半端な擬人化キャラ程度じゃ満足できない域に達してしまったんだよ
(・∀・ )
あぁ、そういうことか。語尾に「にゃ」をつけたりする程度のキャラ作りで猫キャラを語るなよってことか。今までよりも更に業が深くなったね
(,,゚Д゚)
ちげーよ! 単にプロ起用を前面に出してネームバリューで売ってるようなのじゃないかと思って手を出しにくかっただけだよ。
あと俺はケモナーじゃないし!
(・∀・ )
うんうん。そういうことにしておいてあげる。
でもプロのネームバリューで売ろうとしているっていう不安は分からないでもないね
( ´Д`)
それにプロの声優といってもアニメやゲームじゃなくて音声作品だからね。普段とは勝手が違って、音声作品向けの演技ができているかっていう不安もあるね。他のキャラとの対話を中心としたアニメと違って、音声作品は反応の見えない主人公を相手にしてるわけだからね
(・∀・ )
なによりR18やってくれないしね
(,,゚Д゚)
最後のは関係ないが、まあそんな感じで敬遠してたんだよ。
でもさ、ランキングでは人気があるようだし気になってきたわけだ
(・∀・ )
それなら最新作の「ねこぐらし。~シャム猫娘と癒やしのだらけ~」あたりを聴いてみたら? ワーカーホリックな君にはピッタリな作品だと思うよ
( ´Д`)
シャム猫の声優さんは茅野愛衣さん。「がっこうぐらし!」での「めぐねえ」役がたまらなかったよね。
別に艶やかに演じてるわけでもないのに色っぽさがあって、それでいて可愛らしくて、お姉さんな新米教師を見事に演じ切って最高だったよ。
今回はめぐねえの声とはちょっと違うけど、やっぱり茅野さんのお姉さん役は個人的にハァハァ……
(・∀・ )
このようにお姉さん役にうるさい2号店店長ですらこうなるくらいの仕上がりになってるよ
(,,゚Д゚)
俺はワーカーホリックでも、お姉さん好きというわけじゃないんだが……
(・∀・ )
そだねー
( ´Д`)
ケモナーだもんねー
(・∀・ )
で、もう少し詳しく知りたくなった?
(,,゚Д゚)
そうだな。お前らがここまで推すというのも珍しいし、もう少しどんなものか知りたいかな
(・∀・ )
おけー

◆ 気になるけど一歩踏み出せないを解決するためのC・S・P攻略

C・Character ~ヒロイン: 90点~

シャム猫はおっとりとしたお姉さんキャラだよ。だけど声の感じは可愛い系も入っていてとても魅力的だね
艶やかさは抑えているけれど、それがむしろキャラの良さを引き立てている感じかな
ポイント
性格
とろんとした喋り方でだらけるのが好きな猫。茅野愛衣さんのボイスと相まって抜群の破壊力を持つお姉さんキャラです。
ゆっくりとした喋り方をしますが、そこはプロの技量が光ります。お話のスピード、間の取り方、どれもゆっくりだけど遅すぎない、心地よいレベルに落ち着いています。思わず時間を忘れて聴き入ってしまいました。
関係
選ばれしもの(リスナー)と巫女です。巫女の最終目標は選ばれしもの(リスナー)に選ばれて人間として生まれ変わるというもの。なので主人公が好きで惚れさせるではなく、人として生まれ変わるために主人公を惚れさせるという、こちらとしては少々複雑な関係……。
まあ前提条件はこんな感じですが、実際はそんな考え込むようなものじゃありませんでした。なにしろ、このヒロイン猫、儀式の話を聞いてなかったのですから。
そんなだから、ただ普通に仲良くしてもらえると思っていいですね。
行動
キャラクター説明には人(猫)付き合いが面倒で他の猫との絡みがないとありますが、実際は包容力のある言動が目立ちます。面倒見のよいタイプではないけど、甘やかすのは得意といったところでしょうか。だらけてばかりいる言動も多いので不自然というほどのこともありませんね。
最初は茅野愛衣さんの声で「うわー、本物だー」ってなってたけど、いつのまにかシャム猫というキャラクターの声にしか聞こえなくなってしまったよ

 

S・Story ~ストーリー: 95点~

あらすじからも見て取れるように根幹にあるのは選ばれしもの(リスナー)を惚れさせるという一風変わった儀式です。これだけ聞くとライター次第で面白いラブコメ作品になりそうに感じました。だけどこの系統の作品はライターに力量がなく、己の欲望に忠実なだけに描いて駄作になる可能性も大きいと感じます。

う~ん、どうなんだろうと思いましたが、よくよく考えてみたらヒロインは猫。美少女の姿をしているけれど、元は自由勝手気ままな猫なわけです。猫が人を惚れさせるんじゃ仕方ない。わりとどんな展開でもいけそうな気がしてきましたよ。

ポイント
ご奉仕
はじめから癒し感たっぷりのご奉仕をしてくれます。本筋は「人として生まれ変わりたいために奉仕する」というのがあるのですが、シャム猫にいたってはそんなの関係なし。そもそもなぜご奉仕するのか寝てて聴いてなかったというのですから。
だから、単に一緒にだらだらしようという意味合いが強い感じでした。
それでも、持ち前の包容力の高さもあってご奉仕は素晴らしい出来栄えです。可愛らしさと癒しがこれでもかといわんばかりに詰め込まれていました。
おしゃべり
序盤はだらけた感じで癒しを与えてくれますがーー

終盤はまったく別の印象を与えてくれます。基本はのんびりした雰囲気なのですが、少し切なげな顔を覗かせてくれます。今までのギャップも相まってとてもつもない破壊力があります。やばいくらいに可愛い。

これはもう聴いたものにしかわからない想像を超える可愛らしさ。更に寝息! 寝ぼけ声! 茅野愛衣さんが演じる猫だからこそ許された凶悪な可愛らしさが安眠導入と睡眠妨害をこれでもかとぶちかましてきます。

「惚れさせるのが目的」という気になる設定もシャム猫のだらけるのが好きな性格のおかげでまるで気にならなかったよ。
人(猫)付き合いが面倒で他と関わりが薄いというけど、母性が強く表現されているね。そういう意味では結構印象が違ったかも

 

P・play ~遊び(ASMR): 85点~

ポイント
耳かき
個人的に耳かきASMRは得意ではありません。じっと聞き続けることができない。ゆえにどうしても少しだけ評価が下がってしまうのはご勘弁を。

まず耳かきの種類はなんと3種類。梵天、赤ちゃん綿棒、ヒノキの耳かき。耳かきASMRが好きな人には3種類もあってたまらないのではないでしょうか。刺激少なめなことと、両耳で約1時間と長めなこともあり疲れているときは寝落ちしてしまいそう。寝落ちというと悪い印象がありますが、それだけ安眠導入効果が高いとも言えますね。

個人的には耳かきの音よりも茅野愛衣さんの蕩けるような喋りのほうが気持ちよく聴き入ってしまいました。

マッサージ
こちらは耳のマッサージが3種類とボディマッサージ。特筆すべきは3種の耳のマッサージでしょうか。

なんで耳のマッサージに3種類もあるのと思われるかもしれません。なんと耳のマッサージはコットン手袋、サテン手袋、革手袋を使っての3種類なのです。耳のマッサージのASMRは何度か経験ありますが、手袋使ってというのは初めてな気がします。

これが個人的にはイイ感じ。時間が経つのも忘れて蕩けてしまいそうになります。耳かきとはまた違う、気持ちの良い何かを感じられることでしょう。

全年齢ものなので過激なものはないよね。うん、分かってる。
でもね、耳元で囁いてくれたり、耳元をはむはむしてくるんだよ。思わず昇天しかけちゃうくらいの破壊力だったね

 

◆ まとめ

(・∀・ )
まったりとした喋り方で長尺なわけだけど、思わず聴き入ってしまうから全く気にならないんだよね
( ´Д`)
のんびりとした癒しを謳う作品って聴く側がまずリラックスしないと楽しめないことも多いんだよね。でもこの作品は聴いているうちにリラックスしてしまうから、いつでもどこでも楽しめるんだよね
(・∀・ )
ボクとしては、耳をはむはむしてくるところが最高だったよ。かやのんが耳をはむはむする音声は日に30時間はリピートして聴いてるよ
(,,゚Д゚)
俺としてはもう少し猫要素について聴きたかったんだが……
(・∀・ )
たまに語尾に「にゃ」をつけてくるよ
( ´Д`)
一見すると柔らかな雰囲気のお姉さんだけど、だらけた雰囲気や距離感の取り方、何気ない喋りから猫の雰囲気が透けてみえるね。前情報の先入観ゆえか、それともテキストや演技力の成せる業なのか
(・∀・ )
どちらにしても並のケモナーなら楽しめるはずだよ。業の深い場所にフリーダイビングしてる5号店店長でも満足がいくかは難しいところだけど
(,,゚Д゚)
誰がケモナーだっての。それはともかく、声優のネームバリューのみで売ってる作品ってわけでもなさそうだな。じゃあ、この前買っておいたのを1作目から聴いていくか
(・∀・ )
よし、お買い上げだね。今なら全部セットで…… って、あれー? 既にお買い上げ済み?
(,,゚Д゚)
あぁ、一応、それっぽいタイトルは買ってるんだよ。聴いてる時間ないから高く積み上がってるけど
(・∀・ )
……結局、また売れないのか
( ´Д`)
買うとしても自分の店で買うだろうけどね

 

総評

プロの声優出演の作品と聞くとついつい振り切れるほどの期待をしてしまいますよね。しかし、同時に他の方面、主にシナリオの未熟さなどの不安を覚えてしまいます。まあ、商業作品でそういうのがポコポコ生まれているのが原因なわけですが。

さてこの作品を聴き終わってみれば、その心配はまさに取り越し苦労となったわけです。もう素晴らしいの一言で片が付く。

まずプロの技量、これは言わずもがな。アニメ作品では基本的に常に同じ距離感での演技となるわけですが、音声作品ではむしろ距離感が大事になる。その違いがあるというのにしっかりと消化して、音声作品向けの演技をこなしてくれています。これはもう流石という他ありません。

プロの技量に対してシナリオはどうなのか? これも問題なし。少々、特異な世界観ではありますが、実際に聴いてみれば些細な問題となることでしょう。細かいことは置いといてどっぷりと癒しの世界に沈み込めました。むしろ気づいたら2時間経ってたっていうくらいです。

ASMRとしても様々な種類を用意しておられるのでなにかしら楽しめるものがあると思われます。個人的には茅野愛衣さんの声自体が極上のASMRと断言させてもらいます。

総じて言えば、プロの力量をいかんなく発揮した良質な音声作品でした。


【耳かき・革手袋・梵天】ねこぐらし。~シャム猫娘と癒やしのだらけ~【CV: 茅野愛衣】

 

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